mroonga 1.10リリース
今日はいい肉の日なので、MySQL 5.1/5.5/5.6、MariaDB 5.2/5.3で利用可能な全文検索可能なストレージエンジン、mroonga 1.10をリリースしました。
今回からプロジェクト名・ソフトウェア名を「groongaストレージエンジン」から「mroonga」に変更しました。また、バージョンのつけ方をMySQLっぽくしました。これまでは${MAJOR}.${MINOR}.${MICRO}のどこも1桁の前提でバージョンをつけていく方針でしたが、MySQLでは2桁(以上?)が当たり前な考え方のようなのでmroongaも2桁を前提にして、${MAJOR}.${MINOR}${MICRO}というようにしました。
また、groonga同様にmroongaも今回から32bit版パッケージを提供しています。32bit環境ではそんなに多くないデータでもメモリ不足エラーが発生するため、32bit版はテスト・開発用にとどめて、実運用では64bit版を利用することをおすすめします。
このリリースでは今日リリースされたgroonga 1.2.8が必須になっています。注意してください。(groonga 1.2.8に入れたテーブル・カラムのリネーム機能を使っているため。)
今日はgroonga勉強会開催
本日の2011/11/29に「 全文検索エンジンgroongaを囲む夕べ 2」と題して第2回目のgroonga勉強会を開催します!
mroongaに関する話題もあるので興味のある方はぜひ都合をつけて参加してください!(すでに定員オーバーしていますが、参加できます。
ALTER TABLEに対応
今まで要望がありながらも対応できていなかったALTER TABLEに対応しました!これで他のストレージエンジンと同じくらい便利に使えるようになったはずです!
ALTER TABLEを利用する場合はデータベースを再構築する必要があります。これは、テーブル・カラムのリネームを実現するためにgroonga内部の変更があったためです。
なお、ALTER TABLE機能を使わない場合は古いバージョンで作成したデータベースをそのまま使い続けることもできます。
位置情報検索の高速化
前回のリリースよりさらに位置情報検索が高速化しました。(ベンチマークデータなどはgroonga勉強会で紹介します。)
変更点
1.0.1からの変更点: 1.10リリース - 2011/11/29