mroonga 2.03リリース
今日は肉の日ですね。
mroonga 2.03 をリリースしました!
今回のリリースの主なトピックは以下の通りです。
- バルクインサート時のインデックスの有効/無効化のサポート
- mroonga_match_escalation_thresholdシステム変数の追加
- Mac OS XでHomebrewサポートを追加
注意: アップグレード時にインデックスの再作成が必要
今回のリリースでは、マルチカラムインデックスに関する後方互換性のない変更が1つ含まれています。 もしストレージモードでマルチカラムインデックスを使用している場合は、インデックスを再作成する必要があります。
更新手順
マルチカラムインデックスを使用しているテーブルに対して以下のコマンドを実行します。
mysql> ALTER TABLE table_name DISABLE KEYS;
mysql> ALTER TABLE table_name ENABLE KEYS;
インストール/アップグレード方法
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
1.20より前のバージョンからアップグレードする場合は 1.20リリース - 2012/01/29 にある手順を使ってください。
1.20からアップグレードする場合は 2.00リリース - 2012/02/29 にある手順を使ってください。
バルクインサート時のインデックスの有効/無効化のサポート
MyISAMと同様にインデックスの有効/無効化が切り替えられるようになり、mysqldumpしたデータベースのリストアを高速に行えるようになりました。
ただし、マルチカラムインデックス(全文インデックス除く)には、オフラインインデックス構築が有効になりません。
また、マルチカラムインデックスの有効/無効化はラッパーモードでは正常に動作しないため注意が必要です。
mroonga_match_escalation_thresholdシステム変数の追加
検索方法をエスカレーションするかどうかを決定するための閾値をシステム変数で指定することができるようになりました。
今までは閾値を変更するためにはmroongaをビルドしなおす必要がありましたが、
my.cnf
もしくは SET GLOBAL
mroonga_match_escalation_threshold
を利用して変更することができます。
mroonga_match_escalation_threshold
の詳細については
mroonga-match-escalation-threshold
を参照してください。
Mac OS XでHomebrewサポートを追加
Mac OS XでHomebrewを使ってインストールすることができるようになりました。
詳細は インストール:Mac OS X を参照してください。
さいごに
2.02からの詳細な変更点は 2.03リリース - 2012/05/29 を確認してください。
それでは、mroongaでガンガン検索してください!