Mroonga 11.03リリース!
Mroonga 11.03 をリリースしました!
- インストール方法: インストール
- アップグレード方法: アップグレードガイド
重要なお知らせ
このバージョンにはアップグレードとアンインストールに関する重大な問題があります。 もし、このバージョンをインストールした場合、Mroongaのアップグレードとアンインストールに失敗します。 したがって、このバージョンのMroongaは使用しないでください。
すでに、このバージョンをインストールしている場合は、以下の回避策を使うことでMroongaをアップグレード したり、アンインストールできるようになります。
- % echo "#!/bin/sh" > /usr/share/mroonga/deb/postrm.sh
- % chmod u+x /usr/share/mroonga/deb/postrm.sh
- Mroongaのアップグレード、または、アンインストール
また、このバージョン以降へのアップグレードについて、注意点があります。
1.
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このリリースから、パッケージ名が変更になります。 この変更の影響で、このバージョンへアップグレード後、Mroongaが無効になることがあります。
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アップグレード後にMroongaが無効だった場合は、手動で再度Mroongaをインストールする必要があります。 Mroongaの手動インストール方法および、Mroongaが有効かどうかの確認については、以下のURLを参照してください。
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また、今後も、Mroonga 11.03をまたいでMroongaをアップグレードする場合は、この現象が発生するので、注意してください。
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このバージョンにアップグレード後に、Mroongaは有効だがバージョンが古いという場合は、MySQL、MariaDB、PerconaServerを再起動する必要があります。 Mroongaのバージョンは以下のコマンドで確認できます。
SHOW VARIABLES LIKE 'mroonga_version';
2.
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このバージョンには、非互換の変更があります。
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GEOMETORY
型を使用しているユーザーはMroonga 11.03にアップグレードする前に現在のデータを保存し、アップグレード後に保存したデータをリストアする必要があります。 データのダンプ/リストアには、以下の方法が使えます。- mysqldump
- アップグレード前に
ALTER TABLE ENGINE=InnoDB
を実行し、アップグレード後にALTER TABLE ENGINE=Mroonga
を実行する。
変更点
今回の変更点は以下の通りです。
改良
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以下のようにパッケージ名を変更しました。
mariadb-server-10.x-mroonga
->mariadb-10.x-mroonga
mysql-server-5.x-mroonga
->mysql-community-5.x-mroonga
mysql-server-8.x-mroonga
->mysql-community-8.x-mroonga
percona-server-5x-mroonga
->percona-server-5.x-mroonga
percona-server-8x-mroonga
->percona-server-8.x-mroonga
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Debian GNU/Linux Oracle の MySQL 5.7 と Oracle の MySQL 8.0 をサポートしました。
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空間インデックスのSRIDをサポートしました。
- 今回のリリースから MBRContains 関数を使った検索で、Mroongaのインデックスが使用されます。
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コンディションプッシュダウンを適用する条件式を追加しました。
注意
- コンディションプッシュダウンは、MySQLではなく、Mroonga内で条件式を評価します。
- したがって、多くのクエリーは、高速になりますが、Mroongaが条件式を評価することで、今までと異なる検索結果を返すことがあります。
-
もし、Mroongaが意図しない検索結果を返した場合、以下のURLから報告してください。そして、コンディションプッシュダウンを無効にしてください。
- https://github.com/mroonga/mroonga/issues/
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コンディションプッシュダウンは以下のように無効にできます。
SET GLOBAL mroonga_condition_push_down_type = "NONE"
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CentOS Percona Server 8.0.23 をサポートしました。
修正
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緯度と経度を逆に保存していた問題を修正しました。
重要
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この修正によって、後方互換性が壊れます。
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GEOMETRY
型を使用しているユーザーは、Mroonga 11.03にアップグレードする前に現在のデータを保存し、アップグレード後に保存したデータをリストアする必要があります。 データのダンプ/リストアには、以下の方法が使えます。-
mysqldump
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アップグレード前に
ALTER TABLE ENGINE=InnoDB
を実行し、アップグレード後にALTER TABLE ENGINE=Mroonga
を実行する。
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この修正を適用しない場合、
INSERT/UPDATE/SELECT/SELECT
はうまく動作しますが、データはGroongaが誤った(緯度と経度はGroonga内で逆にされます)保存をします。そのため、 空間データに対する、mroonga_command('select ...')
は動作しません。
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おわりに
11.02からの詳細な変更点は11.03リリース - 2021-05-31を確認してください。
それでは、Mroongaでガンガン検索してください!