Mroongaブログ

2015-12-29

Mroonga 5.11リリース!

今日は今年最後の肉の日ですね。

Mroonga 5.11 をリリースしました!

変更点

今月の変更点は次の通りです。

  • [RPM] MySQL 5.6.28と5.7.10をサポート
  • スクリプト構文のmatch_columnsでインデックステーブルをサポート
  • UDFにmroonga_normalizeを追加
  • [ラッパーモード] CHECK TABLE FOR UPGRADEのバグを修正

[RPM] MySQL 5.6.28と5.7.10をサポート

MySQL 5.6.28と5.7.10のRPMパッケージ(mysql56-community-mroonga、mysql57-community-mroonga)の提供を開始しました。詳しいインストール方法はリファレンスマニュアルを参照してください。

スクリプト構文のmatch_columnsでインデックステーブルをサポート

Mroonga 5.10以前では、インデックステーブルの区切り文字に-(ハイフン)が使われていました。-が含まれたテーブル名はスクリプト構文(mroonga_command)のmatch_columnsでは使うことができない(シンタックスエラーになる)ため、スクリプト構文のmatch_columnsでインデックステーブルが使えませんでした(自分でテーブルを作成するという回避策はありました)。Mroonga 5.11からはインデックステーブルの区切り文字がが-から#に変更されたため、スクリプト構文のmatch_columnsでインデックステーブルを使えるようになりました。ただし、Mroongaを普通にSQL経由で使う場合はスクリプト構文を意識する必要はないため、多くのユーザーにとっては影響はありません。

UDFにmroonga_normalizeを追加

Mroongaはいくつかの便利な機能をUDF(ユーザー定義関数)として提供しています。Mroonga 5.11から、新たにmroonga_normalizeが追加されました。mroonga_normalizeGroongaのノーマライザーを使って文字列を正規化することができます。詳しくはリファレンスマニュアルをご覧ください。

[ラッパーモード] CHECK TABLE FOR UPGRADEのバグを修正

Mroonga 5.10でCHECK TABLE FOR UPGRADEmysql_update)がサポートされましたが、CHECK TABLE FOR UPGRADEしたテーブル以外のテーブルが削除されてしまうというバグがありました。そのバグが5.11で修正されています。

お知らせ

Groonga Advent Calendar 2015

今月は12月ということで、毎年恒例のAdvent Calendarが開催されました。

投稿された記事の中で、Mroongaをメインで扱った話題は以下の通り7つもありました。Groonga以外のGroonga族では一番人気だったようです。ありがとうございます!

おわりに

5.10からの詳細な変更点は5.11リリース - 2015-12-29を確認してください。

それでは、来年もMroongaでガンガン検索してください!