Mroonga 11.04リリース!
Mroonga 11.04 をリリースしました!
- インストール方法: インストール
- アップグレード方法: アップグレードガイド
変更点
今回の変更点は以下の通りです。
改良
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サーバ変数の一覧 mroonga_enable_operations_recording をデフォルトで無効にしました。
mroonga_enable_operations_recording 自動リカバリーのために操作の記録を有効にするかどうかを決めるものです。
この操作記録はMroongaがクラッシュしたときに自動的にリカバリーするためのものです。通常、Mroonga内にロックが残留している場合、 INSERT/DELETE/UPDATEは実行できませんが、 mroonga_enable_operations_recording が有効な場合、 INSERT/DELETE/UPDATEに加えてSELECTも実行出来ないことがあります。 自動リカバリーがロックの残留によって、ブロックされるためです。
したがって、このバージョンから、デフォルト値を OFF にしました。ISERT/DELETE/UPDATE は、ロックの残留によって変わらず ブロックされますが、操作記録を無効にすることで、SELECTは動作する可能性があります。
残留したロックに対する正しい対処は以下の通りです。
- https://www.clear-code.com/blog/2021/6/1/mroonga-recover-lock-failed-2021.html (日本語のみ)
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Debian GNU/Linux Debian GNU/Linux 向けの Oracle の MySQLパッケージ を使用した Mroonga のインストール手順を追加しました。
Mroonga 11.03にて、Debian GNU/Linux 向けの Oracle の MySQLパッケージ を使用した Mroongaをサポートしました。 これらのパッケージのインストール手順をドキュメントに記載しました。 これらのパッケージをインストールする際には、このドキュメントを参考にしてください。
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CentOS MariaDB 10.2.39、10.3.30、10.4.20、10.5.11をサポートしました。
修正
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検索を実行した際にクラッシュする問題を修正しました。
この問題は通常は発生しません。
発生条件は以下の通りです。
- mroonga_command を使ってGroongaに直接テーブルやカラムを作成している。
- 検索の実行と同時に上記のテーブルやカラムを削除する。
上記の条件が成立した時にMroongaがクラッシュします。
おわりに
11.03からの詳細な変更点は11.04リリース - 2021-06-29を確認してください。
それでは、Mroongaでガンガン検索してください!