Mroongaブログ

2017-07-29

Mroonga 7.05リリース!

今日は肉の日ですね!

Mroonga 7.05 をリリースしました!

変更点

今月の変更点は以下の通りです。

  • mroonga_query_log_file のサポート
  • MariaDB 10.2.7をサポート
  • mroonga_commandの自動エスケープ対応
  • Ubuntu 16.10(Yakkety Yak)サポート終了

mroonga_query_log_file のサポート

今回のリリースでは、mroonga_query_log_file変数をサポートしました。

この変数にパスを設定しておくと、Groongaのクエリーログを出力することができるようになります。

mysql> SET GLOBAL mroonga_query_log_file = "/tmp/query.log";

Mroongaが内部で利用しているストレージエンジンとしてのGroongaのボトルネックを解析したい、といった用途に使うことができます。

MariaDB 10.2.7をサポート

今回のリリースでは、メーリングリストで報告のあったMariaDB 10.2.7のビルドエラーを修正しました。

mroonga_commandの自動エスケープ対応

今回のリリースでは、mroonga_commandの自動エスケープに対応しました。

これはどういうことかというと、コマンドとその引数を分けて指定できて、なおかつ自動的にエスケープされるようになるのでmroonga_commandが今までより使いやすくなりますよ、ということです。

今までは、mroonga_commandに渡した文字列がどうエスケープされて最終的にGroongaに渡されるかということを気にしないといけなかったので、そのあたりがだいぶらくになります。

新しい構文と使用例は以下の通りです。

SELECT mroonga_command('COMMAND_NAME',
                      'PARAMETER_NAME_1', 'PARAMETER_VALUE_1',
                       ...,
                      'PARAMETER_NAME_N', 'PARAMETER_VALUE_N');

使用例:

SELECT mroonga_command('select',
                       'table', 'diaries',
                       'filter', 'title @ "Groonga"');

Ubuntu 16.10(Yakkety Yak)サポート終了

今回のリリースから、Ubuntu 16.10(Yakkety Yak)向けパッケージの提供を終了しました。7/20にUbuntu 16.10がEOLとなったためです。

LTS等への移行をオススメします。

おわりに

7.04からの詳細な変更点は7.05リリース - 2017-07-29を確認してください。

それでは、Mroongaでガンガン検索してください!