Mroongaブログ

2014-12-29

Mroonga 4.09リリース!

今日は今年最後の肉の日ですね!

Mroonga 4.09 をリリースしました!

変更点

今回の変更点は次の通りです。

  • mroonga_boolean_mode_syntax_flagsを追加
  • ノーマライザーなしのFULLTEXT INDEXを作れるようになった
  • Groongaで自動で作ったレコードでもプライマリーキーの値を参照できるようになった

Groonga 4.0.9の変更の中にはMroongaでも有用な機能があるので合わせて確認してください。Groonga 4.0.9でクラッシュバグが直っているのでMroongaがたまにクラッシュするという方はGroongaのアップグレードも検討してみてください。

mroonga_boolean_mode_syntax_flagsを追加

mroonga_boolean_mode_syntax_flags を使うと MATCH () AGAINST ('...' IN BOOLEAN MODE) での構文をカスタマイズできます。もう少し言うと、Groongaの構文を使えるようになります。

Groongaの構文を使うとできることが増えるというメリットはありますが、MySQLの標準的な構文からは外れていくというデメリットがあるので、バランスを考えて使ってください。

使い方の詳細はmroonga_boolean_mode_syntax_flags のドキュメントを参考にしてください。

ノーマライザーなしのFULLTEXT INDEXを作れるようになった

FULLTEXT INDEX (...) COMMENT 'normalizer "none" というようにノーマライザーとして none を指定するとノーマライザーなしのFULLTEXT INDEXを作れるようになりました。

Groongaで自動で作ったレコードでもプライマリーキーの値を参照できるようになった

普通に使っている人は関係のない機能ですが、MroongaでGroongaの機能を使いこなす高度なテーブル設計をする方法 - CreateField Blogにある「全文検索用の語彙テーブルをSQLで参照することができるようになります」ということができるようになります。

さいごに

4.08からの詳細な変更点は 4.09リリース - 2014-12-29 を確認してください。

それでは、来年もMroongaでガンガン検索してください!