Mroongaブログ

2015-02-09

Mroonga 5.00リリース!

今日は肉の日ですね!

Mroonga 5.00 をリリースしました!

今回のリリースでは、先月末から間もないので、細かな改善やMySQLのアップデートへの追従が主です。

昨年の2月に4.00をリリースして以来、毎月新機能や変更、ユーザさんからのフィードバックによる不具合対応を積み重ねてきました。 そこで、今回のリリースではGroongaのメジャーバージョンアップ(5.0.0)に合わせてバージョンも5.00にしました!

注意: MariaDB 10.0.15/5.5.41との組み合わせはできません

2015/2/9時点では、以下のケースで"Lost connection"となりMroongaを利用できないことがわかっています。これは、MariaDBの不具合で既知の問題です。

MariaDB 10.0.16もしくはMariaDB 5.5.42以降で修正されています。

具体的には以下のケースで問題になります。

  • MariaDB 5.5.41 + Mroonga on CentOS 7

そのため、現時点では、CentOS 7のMariaDB向けにはMroongaのパッケージを提供していません。

Groongaプロジェクトではパッケージを提供していませんが、以下のケースもおそらく同じ問題が発生すると思われます。

  • MariaDB 5.5.41(SCL) + Mroonga on CentOS 6

上記は、MariaDB特有の問題のため、MySQLとの組み合わせであれば発生しません。

4.00からのあゆみ

4.00からどんな変更が入ったかざっくりとふりかえってみましょう。

  • SCLのMySQLをCentOS 6でサポート(4.01)

これでCentOS 6でもあたらしめのMySQLと一緒に使えるようになりましたね

  • MariaDBやMySQLのアップデートへの追従(4.02)
  • UbuntuはPPAでパッケージをリリース(4.03)

Groongaと同じようにPPAを利用してインストールできるようになりました

  • INPLACE ALTER TABLEでカラムの追加や削除できるように(4.04)

これで気軽にカラムを追加削除できるようになりました

  • CentOS 7のサポート(4.05)

また、MySQL公式リポジトリのパッケージをサポートしはじめたのもこのときからでした

  • Debianではwheezyのみサポート(4.06)

MariaDBにそろそろバンドルされる情報がでてきたころですね

  • カラム圧縮やトークンフィルターのサポート(4.07)

Groonga由来のカラム圧縮がサポートされたのがこのバージョンですね。MariaDBにバンドルされた(リリースはまだ)というのがありました

  • 不具合やドキュメントの更新(4.08)

このころMariaDBにバンドルしてリリースされました

  • 玄人向けの変更をいくつか(4.09)
  • マルチスレッド性能を改善する実験(4.10)

jemallocを使って性能を改善する実験的なしくみがはいりました。フィードバックをしてもらえると嬉しいですね。

大きなニュースとしてはMariaDBにバンドルされ、Mroongaを試しやすくなったことがあります。Mroonga単体というよりかは、Groonga由来の改善がいくつかあるのも目立つところです。

また、PostgreSQLからGroongaを使えるPGroonga(ぴーじーるんが)というプロダクトも0.3.0がリリースされたばかりです。今後が楽しみですね。

さいごに

4.10からの詳細な変更点は 5.00リリース - 2015-02-09 を確認してください。

それでは、Mroongaでガンガン検索してください!