Mroongaブログ

2015-01-29

Mroonga 4.10リリース!

今日は肉の日ですね!

Mroonga 4.10 をリリースしました!

今回のリリースでは、エラー発生時に意図せずテーブルが削除されてしまったり、インデックスが削除されてしまったり、データを壊してしまう不具合を修正しています。 既存のMroongaユーザーはアップグレードをおすすめしています。

ユニークインデックスを使っているテーブルがあるなら、インデックスがすでに削除されてしまっている可能性があるので、アップグレード後にインデックスの再構築をしてください。

オフラインインデックス構築の改善

FULLTEXT INDEXのCOMMENTに参照テーブルが指定してあるときに、オフラインインデックス構築ができるようになりました。 例えば、次のように参照テーブル「terms」を指定しているケースが該当します。

FULLTEXT INDEX (...) COMMENT 'table "terms"'

オフラインインデックス構築をするには、DISABLE KEYS を実行してからENABLE KEYS を実行します。

お願い: マルチスレッドでのパフォーマンスの改善効果のフィードバック

これはMroonga自体の改善ではなく、Mroongaが使っているGroongaの改善によるものですが、Groongaのメモリアロケーションの実装にjemallocを使うようにすることで、パフォーマンスを改善する仕組みがはいりました。

これを有効にするにはGroongaを--with-jemallocつきでビルドしたものを使ってください。 ただし、まだ実験的な扱いなので各ディストリビューション向けに提供しているパッケージではデフォルトで有効にはしていません。

もし試せるようなら、どれくらい効果があったか教えてもらえると嬉しいです。よさそうならそれがデフォルトになるかもしれません。

さいごに

4.09からの詳細な変更点は 4.10リリース - 2015-01-29 を確認してください。

それでは、Mroongaでガンガン検索してください!