Mroonga 4.01リリース
Mroonga 4.01 をリリースしました!
インストール/アップグレード方法
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
以前のバージョンからアップグレードする場合には、アップグレード手順に注意が必要です。現在お使いのバージョンごとの アップグレード手順 を参照してください。
今回のリリースの主なトピックは以下の通りです。
- MariaDB 10.0.9をサポートしました
- CentOS 6でSCLに対応しました
- ストレージモードでデータベース肥大化を抑制できるようになりました
MariaDB 10.0.9をサポートしました
今回のリリースでは、2014/3/10にリリースされた 10.0.9をサポートしました。
Debian/Ubuntu/CentOS/Fedoraではディストリビューションの提供しているパッケージに合わせているので、10.0.9向けのMroongaパッケージをリリースしていませんが、Windows向けにはバンドル版を出しているので、そちらを10.0.9に追従しています。
MariaDB 10.0.9にMroonga 4.01をバンドルしたzipアーカイブは次のURLから入手することができます。このバンドル版のzipアーカイブではMroongaプラグインを登録してあるので、解凍したらすぐに試せる状態になっています。
- 32bit版は mariadb-10.0.9-with-mroonga-4.01-win32.zip を使ってください。
- 64bit版は mariadb-10.0.9-with-mroonga-4.01-winx64.zip を使ってください。
CentOS 6でSCLに対応しました
今回のリリースでは、CentOS 6にてSCLに対応しました。すでにCentOS 5ではSCLに対応したmysql55-mroongaパッケージをリリースしているので、それに合わせたかたちとなります。
SCLに対応したことで、CentOS 6ではMroongaが対応しているMySQLのバージョンが5.1系から5.5系へと刷新されます。
これに伴い、これまで提供していたmysql-mroongaパッケージは非推奨となります。今後はMySQL 5.5に対応したmysql55-mroongaパッケージを使ってください。(その際にはMySQL 5.1から5.5への移行となりますので、データベースのdump/restoreが必要です。)
今月はMySQL 5.1系向けのmysql-mroonga、MySQL 5.5向けのmysql55-mroongaのパッケージを両方提供しますが、次回以降のリリースでは、MroongaのMySQL 5.5向けパッケージに一本化し、MySQL 5.1のサポートを打ち切る予定です。
パッケージの提供に関しては次のとおりとなります。
従来までのパッケージの提供状況:
- CentOS 6 i386 mysql-mroonga
- CentOS 6 x86_64 mysql-mroonga
今回のパッケージ提供状況:
- CentOS 6 i386 mysql-mroongaのみ
- CentOS 6 x86_64 mysql-mroonga/mysql55-mroonga
次回以降のパッケージ提供予定:
- CentOS 6 i386 提供しない
- CentOS 6 x86_64 mysql55-mroonga
今回のSCL対応にともない、MySQL 5.1系をサポートしてるディストリビューションがCentOS 6だけ残っていた状況が解消されたので、MySQL 5.1をメンテナンスしていく必然性がなくなりました。そこで、次回以降のリリースでは、Mroongaが明示的にサポートしているMySQLのバージョンとしては5.1を切ることにします。
ストレージモードでデータベース肥大化を抑制できるようになりました
Mroongaに入った変更というよりかは、Mroongaが採用しているGroongaの影響でストレージモードでデータベース肥大化を抑制できるようになりました。
詳細については、Groonga 4.0.1のリリースアナウンスを参照してください。
注意事項としては、肥大化を抑制するためには、データベースをつくりなおす必要があることです。そのまま使いつづける場合には肥大化抑制の効果がありません。
さいごに
4.00からの詳細な変更点は 4.01リリース 2014/03/29 を確認してください。
それでは、Mroongaでガンガン検索してください!